カリフォルニアの大学生がやってきた!東康夫養鶏場で実施した農業研修レポート

東康夫養鶏場 代表の東慶良です。

当農場では、持続可能な養鶏業を目指し、地域活動や食育などさまざまな取り組みを行っています。今回は、この夏に実施した新しい挑戦——カリフォルニア大学生の農業研修受け入れについてレポートします!

 

受け入れの経緯

今回の取り組みは、大学の研修プログラムで来日したカリフォルニア大学生4名(19歳〜22歳)を対象としたものです。彼らは約1か月半にわたり日本に滞在し、日本の農業現場での作業体験や農家の実情学習を通じて、今後の改善点や課題をレポートにまとめるという目的で活動していました。

プログラム受託先からの依頼を受け、宮崎県えびの市内の農家数件で体験が行われることとなり、当農場でも2名ずつ・2回に分けて計4名の学生を受け入れました(7月22日~24日、8月5日~6日)。

「日本の農業や私たちの取り組みが彼らの役に立つのだろうか…」と当初は不安もありました。しかし、妻(常務)が元英語教師で語学面の心配がなかったこと、そして何より農場にとってもこれまでにない貴重な機会になると感じ、ボランティアとして協力させていただくことを決めました。

 

研修内容と現場での体験

研修では、実際の現場作業から経営面に関する意見交換まで、多岐にわたるカリキュラムを実施しました。

【親鶏への餌やり体験】 鶏たちの勢いに少し驚きつつも、丁寧に餌を与える様子

【「康卵」の収穫作業】  1つひとつ手作業で丁寧に収穫。卵の温もりを感じてもらいました

【出荷・選別作業の体験】 収穫した卵を傷つけないよう慎重にパック詰めや出荷準備を実施

学生たちはどの作業にも非常に真剣に取り組んでくれました。作業の合間、農場内を飛び交う多くの虫に驚く姿は日米問わず等身大の若者らしく、とても微笑ましい瞬間でした。

【 飼育環境の説明風景】 当農場のこだわりの飼育方法について熱心に耳を傾ける学生たち。

作業体験だけでなく、私たちの経営方針、飼育方法へのこだわり、そしてマーケティング戦略についての説明も行いました。19歳〜22歳という若さでありながら、全員が自分の考えをしっかりと持ち、積極的に質問や意見を出してくる姿には大きな刺激を受けました。

 

体験レポート発表と学び

研修日程を終えた後日、学生たちによる体験レポートの発表会が行われました。


日本滞在で学んだことや農家への提案をスライドで発表。
彼らの発表の中で、特に私たちの心に強く刺さった意見がありました。

「もっと日本の農学部などの学生研修を受け入れるなど、若い世代を教育し、卵や食への理解を深めていくことが大切ではないか。それが将来的な選択的消費(価値理解に基づいた購買)や雇用へと結びつくはずだ。」

当農場ではこれまで地元の小学生を対象とした食育研修は行ってきましたが、大学生などこれから社会へ出る世代に向けた活動は十分に実施できていませんでした。食や農業の未来を見据えたこの提言は、私たちの視野を大きく広げてくれるきっかけとなりました。

 

〜研修を振り返って〜

言葉や文化、社会情勢や考え方が全く異なるアメリカの学生たち。始める前は「自分たちの取り組みが本当に彼らの学びになるのだろうか」という葛藤もありました。

【研修終了後の記念撮影】全日程を終え、清々しい笑顔を見せる学生たちとスタッフ

【学生からもらった感謝のメッセージ】
研修を終えた彼らから「本当に勉強になった」「貴重な経験ができた」という言葉をもらい、受け入れて本当に良かったと心から感じています。真面目に取り組む彼らの姿勢に、私達自身もやりがいを感じ、勇気をもらうことができました。

今回の経験と学生たちからの貴重な提言を活かし、東康夫養鶏場はこれからも地域や世代を超えた食育・教育活動に力を入れ、安心・安全で美味しい「康卵」をお届けしてまいります!

ブログに戻る